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肺結核

肺結核は、長い間「不治の病」として恐れられてきた感染症でした。日本でも正岡子規や沖田総司などが肺結核に悩まされたことで知られています。医学の発達によって、治せない病気ではなくなったものの未だに肺結核に悩まされる人は後を絶ちません。肺結核の原因や治療法などを紹介していきます。

肺結核を知る

肺結核は、結核菌に感染することで発病する肺の病気です。古くは「労咳」と呼ばれ、人類有史以降数え切れないほど多くの人が悩まされてきたと考えられています。その証拠に、古代エジプトのミイラから肺結核の病巣が発見されたことがあるほどです。しかし、不治の病であった肺結核にも現在では治療法が確立して全盛期ほどの恐ろしさは無くなったものの、現代日本での感染者は増加傾向にあるといわれています。

原因

肺結核の原因となっているのは、結核菌という細菌です。結核菌は感染者のくしゃみや咳によって飛散し、空気感染する性質を持っています。結核菌は、「人間の体内に侵入次第発病する」のではなく「休眠期間を経て突如発病する」という変わった性質を持っています。そのため、自覚症状のないまま感染者になっているということも珍しくありません。この性質によって、結核菌は人類の歴史の中で猛威を振るい続けてきたのです。

症状

肺結核の主な症状は、「激しい咳」「血痰」「就寝時の大量の発汗」「食欲不振」「体重の減少」などがあります。咳が続くと、気管が傷つき大量の喀血に至ることが多いのも肺結核の特徴です。肺結核が進行すると、結核菌が肺以外の場所に転移して病状の重篤化を引き起こします。結核菌が骨組織へ転移するとカリエスへ発展し部位によっては寝たきりになることがあります。脳や脊髄へ結核菌が転移すると結核性髄膜炎を起こし命取りになることがあります。腸に転移して発生する腸結核では、腸組織の異常増殖による腸閉塞などの腸ガンやクローン病などに酷似した症状を表します。

肺結核の治療法

不治の病とされた肺結核は、長い間有効な治療法が存在しないままでした。しかし1943年に発見されたストレプトマイシンと、20世紀初頭に確立したBCGワクチンによって、肺結核は不治の病ではなくなりました。

BCGとツベルクリン反応での予防

子供の頃に小学校でツベルクリン反応の注射とBCG注射を行なった経験がある人は多いのではないでしょうか。このツベルクリン反応は、1882年に結核菌を発見したドイツのコッホによって確立された結核菌への感染を確認するテスト法です。ツベルクリン反応が陰性または疑陽性の場合、弱めた結核菌から作ったBCGワクチンを投与して免疫を作ります。

治療

肺結核の発症が認められた場合、抗生物質の投与による治療が行われます。現在はストレプトマイシンの他にイソニアジド、リファンピシン、ピラジナミド、エタンブトールなどが使用されます。基本的には、これらの抗生物質を4種類同時に投与する4剤併用療法を行なっていきます。治療期間は半年から9ヶ月と長期に渡り、スケジュールに沿った投与を行ないます。4剤併用療法による治療完治率は95%以上で再発率は5%以下という高い効果を示します。

多剤耐性肺結核とは

肺結核の治療は長期間に渡るため、適切でない抗生物質の投与が行なわれたり患者が勝手な判断で投薬を中止したりする場合があります。このような抗生物質の乱用や投与中止があると、結核菌が抗生物質への耐性を獲得してしまうことがあります。このような薬剤耐性を獲得した結核菌による肺結核を「多剤耐性肺結核」といいます。現在では、結核治療に使われている抗生物質全ての耐性を獲得した「超薬剤耐性肺結核」や「広範囲薬剤耐性肺結核」、「極度薬剤耐性結核菌」などが報告されています。このように、抗生物質への耐性を獲得した結核菌に対しては、有効な治療法が無いため再び「不治の病」としての肺結核が復活しようとしていると憂慮されています。

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